近鉄特急

近鉄特急

名古屋 - 大阪(名阪特急)

近鉄名古屋 - 大阪難波間を運行し、「名阪ノンストップ特急」と称される近鉄名古屋 - 鶴橋間無停車運行の「甲特急」と、主要駅に停車する「乙特急」とに分かれます。実質、東海道新幹線名古屋駅 - 新大阪駅間のバイパス線としての機能も持っています。所要時間は東海道新幹線よりは遅いですが、JR在来線の快速を乗り継ぐよりは速く、都心からやや離れた新大阪駅をターミナルとする新幹線とは異なり、繁華街ミナミの中心部に当たり、大阪市営地下鉄や南海電鉄、そして阪神電鉄との結節点となる難波にターミナルを置くため、目的地によってはこの系統単体での所要時間の不利を補う利便性が得られることになります。
「甲特急」は最速2時間4分で近鉄名古屋 - 大阪難波間を走り、日本の在来鉄道としてはかなり高速の部類に入る表定速度は90km/h。「乙特急」の同区間所要は2時間20分前後で、こちらも表定速度は80km/hに達します。有料特急同士の追い抜きを行うのはJR以外では近鉄が唯一です。

停車駅(甲特急) 近鉄名古屋 - (津) - (大和八木) - 鶴橋 - 大阪上本町 - 大阪難波
停車駅(乙特急) 近鉄名古屋 - 桑名 - 近鉄四日市 - 白子 - 津 - (伊賀神戸) - (桔梗が丘) - 名張 - 大和八木 - 鶴橋 - 大阪上本町 - 大阪難波
※ ( )は一部の列車が停車  

名阪特急